1. 事案の概要
ご依頼主様(50代/女性)は、10年以上前に外国人の夫と結婚し、子どもも授かりました。
いわゆる国際結婚でしたが、当初はご依頼主様とご主人は円満な夫婦生活を築いておられました。
ご依頼主様とご主人は日本で生活を送っておられました。しかし、文化の違い等からご主人は日本での生活にストレスを感じるようになり、最終的には夫婦関係・家庭関係に不和が生じてしまいご依頼主様は離婚を決意されました。
国際結婚の事案であり、相手方が外国人であることや、どのように離婚を進めて良いか分からず、ご依頼主様は当事務所にご相談にお越しになりました。
2. 離婚問題を私たちにご依頼された理由
2.-(1) 離婚・財産分与の無料相談で見積りを提案
離婚・財産分与を弁護士に依頼しようとしても、弁護士費用がどの程度かかるか分からない、高額な弁護士費用を請求されたらどうしようと不安に思う方は少なくありません。
しかし、私たちは離婚・財産分与の法律相談を無料で実施しており、無料相談において弁護士費用の見積りも無料で行っております。
本件でも、ご依頼主様は弁護士費用を見積りをご希望され、見積りを検討した上で離婚・財産分与の問題を弁護士に依頼することを決心されました。
2.-(2) 国際結婚・国際離婚の問題にも対応
夫婦のどちらかが外国人である国際結婚は様々な困難を伴います。さらに、国際結婚をした夫婦が離婚をするケースでは法律上・事実上の問題が生じることもあります。
私たちは、英語が堪能な弁護士が在籍しており、国際離婚の事案も対応しております。
ご依頼主様は、国際離婚の事案であり解決に困難が予想される中で、私たちの対応力を信頼してご依頼いただきました。
2.-(3) 離婚調停・離婚裁判に強い弁護士
離婚・財産分与の問題は、弁護士が介入することによって交渉で解決できることも少なくありません。
しかし、どうしても話し合いができないときは、離婚調停・離婚裁判と言った手続を利用して強制的に離婚をする必要があります。
離婚・財産分与で弁護士を選ぶ理由として、離婚調停・離婚裁判に強い弁護士か否かを重視する方も少なくないようです。
本件も、最終的に離婚裁判の手続まで行うことになりましたが、勝訴判決を得ることができました。
3. 解決までの流れ
3.-(1) 離婚に至った事実関係のヒアリング
離婚をしたい方からのご相談では、離婚が認められる理由があるかどうかを踏まえて対応方針を決定することになります。
とくに、なぜ夫婦関係が破たんし、離婚を決意するに至ったかの事実関係は重要なポイントです。
本件では、国際離婚の事案であり解決までの道のりが困難であることが予想されたことから、とくに丁寧に離婚に至った事実関係をヒアリングしました。
とくに外国人の夫との文化的価値観の違いや、国際結婚の難しさ等の特殊性を意識しつつ、国際離婚に至った経緯をヒアリングし書面にまとめました。
3.-(2) 国際離婚に特有の法的論点
本件では、国際離婚の事案であることから特有の法的論点が生じます。
そこで、国際離婚の法律関係や裁判手続について弁護士がリサーチをした上で手続を進めました。
結論から申し上げますと、日本に居住している夫婦であれば、原則として日本の裁判所において日本法に基づき離婚することができますのでご安心ください。
3.-(3) 弁護士が離婚調停・離婚裁判の手続きを実行
離婚・財産分与を請求するときは、まずは話し合いを試みますが、本件では話し合いを拒否されてしまいました。
そこで、弁護士が予め整理した事実関係・法律関係に基づいて離婚調停・離婚裁判の手続を行って強制的に離婚を成立させました。
4. 解決結果:強制的に勝訴判決を獲得し、離婚成立
本件は、調停・裁判手続を経て、強制的に国際離婚を図った事案でした。
離婚調停・離婚裁判においては、私たちの主張が認められ、離婚のみならず、慰謝料・親権・養育費等も認める勝訴判決を得ることができました。
離婚をしたい、慰謝料・財産分与を請求したいと思っても、夫婦間の話し合いでは思う通りに進まないことも少なくありません。
このような場合、弁護士が介入すれば話し合いが一気に進んだり、離婚調停・離婚裁判によって強制的に手続を進めたりすることが可能です。
離婚・財産分与について無料相談を実施しておりますので、もし離婚や財産分与について悩んだときは気軽にお問合せください。